米津玄師さんの『Lemon』という曲を聴く度にジャッキーチェンのことを思い出し、涙が流れることがある。
ファンをやめてから、20年くらい経つ。
ジャッキーは違う方向へ行ってしまった。と思う。
今でも昔の映画は観るしロケ地巡りもするけど、最近の映画を観に行っていない。
香港の友達の中には「Don't talk about Jackie Chan.」と強い口調で言ってくる女性もいる。
(相当、嫌われているらしい)
その女性は出逢った頃、Air maleでジャッキーチェンの写真やら切り抜きを送ってくれたが、今は変わってしまった。
他の友人たちは昔の彼の功績を評価する者もいれば、香港の芸能界で生き残る難しさを話す者もいる。
90年代はじめにはたくさんのポスターが街中に貼られ、グッズが売られていたし、歌番組の司会やトークショーに引っ張りだこだった。
新聞や週刊誌の芸能コーナーには『成龍』の文字が溢れていた。
文字通り香港が生んだスーパースターだった。
まあ、僕のジャッキーチェンネタもそのうち尽きると思う。
理由はインプットが無く、アウトプットしかしていないので。
僕は彼を嫌いになっていない。
子供だった僕にここで書き表せないほど、いろいろなことを教えてくれた素敵なお兄さんだと思っている。