2019年4月26日
香港 九龍城フェリーピア付近で、青色の○で囲ったバスから降りた。
けたたましいクラクションの音が鳴り響く。
横断歩道に立って、前方を見ると倒れたバイク、靴やメール（メール便のバイクらしい）が転がり、複数の消防隊員が救命活動をしていた。
気温はかなり高く、肌がジリジリと焼ける感じがする。
傷病者を日光から遮るためにパラソルが開いている。
ちょうど消防署の目の前で、署から救急車が出て来た。続々と他の救急車も駆けつけて来た。
横断歩道を渡りながら傷病者の顔を見た。年齢推定40歳くらいの男性だった。
顔は内出血のためか、紫色になっている（何とも形容し難い）。
とても衝撃的だった。
翌朝、彼の消息が気になり午前5時前に起床すると、着替えて街へ向かった。
東方日報と蘋果日報を1部ずつ買った。
深夜に沙田で駐車中の大型トラックにタクシーが突っ込み大破した事故が大きく取り上げられ、僕の遭遇したニュースは載っていなかった。
昼頃、ホームステイ先の友人と娘の3人で昼ごはんを食べに出かけた。
「昨日の九龍城の事故はどうなったの？」
彼女は大きな声で「彼はまだ生きてる」と言い、以下に貼ったリンクを送ってくれた
（中国語ですが、貼っておきます）。
消防局外2車撞 鐵騎士倒地消防救援｜即時新聞｜港澳｜on.cc東網
あれから4年、消息はわからない。
